オーウェン

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯のオーウェンのレビュー・感想・評価

3.6
拳銃の天才ビリー・ザ・キッドの若くして散った青春像を描く西部劇。

奔放な毎日を送るキッドに目をつけた保安官のパット。
追う追われるの関係が次第に友情を育むが、決闘の時は近づいていく。

監督のサム・ペキンパーは史実だと、お得意のスローモーションや演出は封じている。
わざとなのかは分からないが、銃撃戦でも盛り上がりを抑えているように映る。

従って地味な作風なのだが、保安官パットを演じるジェームズ・コバーンの渋さは作品世界に一役買っている。

それと音楽を担当するのがボブ・ディランなのには驚く。
代表曲である「天国への扉」もピッタリだ。

だからこそキッドを演じるクリス・クリストファーソンの配役ミスは大きい。
元々老け顔のためかどう見ても21才には見えず、下手すりゃ40才ぐらいにしか見えないんだけど(笑)
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