サトタカ

プラダを着た悪魔のサトタカのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.0
アン・ハサウェイが太ってて、グラマーでもないっていう初期設定がいきなり飲み込めず、素直にストーリーに没頭できなかった。たしかにファッションはアレだったが。

また自分自身が、圧倒的な権力を持つお偉いさん(もちろんミランダほど大物ではないが)の付き人的なことを仕事でやったこともあって、つい自分と比較してしまいモヤモヤ。アンディ(アン・ハサウェイ)は、基本的に頭がよく、超有能。ファッションに興味がないどころか、ファッション界を小馬鹿にするようなところさえあったのに、業界の大物のアシスタントをこなし(とんでもない無理難題もなんのその)グングン成長してオシャレに、キレイになっていく。すごすぎでしょ。(このシークエンスって観ていて楽しいの?女性は?)
自分はぜんぜんうまくできなかったもんで、よけいね…自分のアイデンティティを蔑ろにしても自分は悪くない、極悪上司のせいだという意識でねぇ…うーん

あれだけミランダにコミットしてたら、友だちとか彼氏とすれ違うようになるのも当然なわけで、頭のいいアンディならそんなの想定内かと思ったら…😳

アン・ハサウェイのとんでもないかわいさ、小声ながら高圧的な超絶ブラック上司メリル・ストリープ、脇役(!)のエミリー・ブラント、味のあるスタンリー・トゥッチなど一流の役者陣の演技と着こなしはさすがで、楽しめる。(さすがに今となっては自慢の最先端ファッションも古く見えてしまうが)
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