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プラダを着た悪魔のcinemakinoriのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.0


“人が何を求め必要としているかを超え
自分のために決断できる”





かなり前にTVか何かでやってるのを興味薄でながら観していた程度だった超有名お洒落系お仕事ムービーを、アマプラ配信を期に改めてちゃんと観てみることに。


後の【マイ・インターン】のアンハサウェイの方が遥かに好きだが、こちらは恐らくアンハサウェイと言うよりはメリル・ストリープにその凄みと魅力が溢れ出ている作品と言った印象。
アンハサウェイの代表作的なイメージだったので、改めてちゃんと観てみるとメリル・ストリープの映画じゃん!って思ってしまった程に彼女の演技の上手さと悪魔っぷりが似合い過ぎていて恐ろしい。
ずっとメリル・ストリープに魅了され続けた110分ですわ。


正直、個人的にアンハサウェイが以前からあまり好きなタイプではなくて、唯一、ブロークバックマウンテンのアンハサウェイは良いなぁ〜と思ってた程度の関心度。



この【プラダを着た悪魔】のタイトル通り、この映画の主役は間違いなくメリル・ストリープっしょ!?
ほぼ彼女の演技と魅力でこのスコアかな。

確かにサクセスストーリーものの代表的な作品のうちの一つに良く挙げられるだけあって、スカッとリズミカルに進んでいく展開は飽きる事なく観れる。
経験や挑戦の大切や、そこから変わる人生や身近な人間関係の変化や両立、のし上がる事の本質や成功の真意、夢や信念と目の前の生活とのバランス、、、
そんな様々な普遍的なライフテーマを、マイノリティ且つ最先端の現場という一握りの感性の集いの中で、良くも悪くも揉まれ磨かれ学んでいく純朴な女性を通して教えてくれる様々な気付きは、それこそノウハウ誌をペラペラと熟読していくような感覚。


この作品有りきで【マイ・インターン】を観ると、今よりグンっとアンハサウェイの魅力を感じることが出来るんだろうなぁ〜って事だけは確信出来たので、今一度【マイ・インターン】を観返してみるのも良いかもなと。
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