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プラダを着た悪魔のRHibinoのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.7
プラダを着た悪魔、鑑賞。
そこから学ぶ、自分にあった仕事とは。

アンハサウェイが出て、ファッション雑誌の映画と来れば、
女子向けキラキラ映画かと思えば、
実は、中身は骨太な、社会人誰もが通じる仕事論のお話だった。

話は、新卒で入社したファッション雑誌が、エリート会社であり、
奮闘しながら「仕事」を学んでいくストーリー。

一見、よくあるサクセスストーリーと見せかけながら、
夢か今までの生活かの、トレードオフ、
仕事に全振りする影響で変わっていく人間関係、
ステージが変わるが故に話せなくなる人々、
華やかな世界で起こる嫉妬と建前の付き合い、
と、生々しく描いている。

主人公は、どんどん夢ある世界の中で仕事にのめり込んでいくが、
最終的に選んだ「仕事」は、身の丈にあった仕事だった。

仕事に全振りしたからこそ分かる、本当に大切なモノ。
自分の夢か大切な人か、自分の人生での優先順位。
自分の仕事に対する哲学・価値観。

社会人にとって、大切なモノを教えてくれる映画でした。

ワークライフバランス。
働き方改革。
LGBTを尊重した仕事場。
場所に捉われないリモートワーク。

今、様々な仕事環境がある中で、本当に自分にあった「仕事」とは?

悪魔から学んで、
自分にとっての仕事、再定義していきましょう!

仕事はあくまで人生の一部でありながら、大半を占めるのだから。
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