ククレ

プラダを着た悪魔のククレのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

有名な映画なんやけど、女性向きかなと思ってて…ファッション業界にも興味ないから観てなかった。何となく観始めたら、オープニングの「サドゥンリー・アイ・シー」をバックに様々な「ワーキングウーマン」が通勤するシーンが素敵でとても良い!最後まで観てもうた。
でも、うーん…あまり響かへんかった…。

以下はネタバレ…




まず、アン・ハサウェイが「太っててダサい服装」という設定がおかしい。あんな完璧なルックスなんやから誰も敵わへんやろ…。ブランドで身を固めて垢抜けていくシーンでも、違いがようわからん!もともと「モデル以上のハイレベル」なんやから成長したように感じへんやんけ。

ミランダは「パワハラ上司」ではなく「モラハラ上司」なんやね。声を荒げたり暴力を振るったりはしないけど、ボソボソと言う人格否定発言がエゲツナイ。しかも、仕事は業務に関係ない私用の都合ばかり。ハリケーンの中で飛行機を手配させたり、ハリー・ポッターの新作原稿持ってこさせたり…。この人の下で働いてもファッションの勉強にはならんで〜。あの坊主のデザイナーの方がよっぽど含蓄のある名言やレクチャーで指導してくれてたで。先輩エミリーはいけ好かないんやけど、あの環境ではヒステリーになるのは仕方ないわな…だんだんかわいそうになってきた。

結局、パリについて行ったら、ミランダを追放しようとしてた色男に口説き落とされて寝てしまう…。何してんねん…。その後、やっと目を掛けてもらえるようになったのに、一気に冷めてあっさり自己都合退職!びっくりした。これからミランダの側近として本腰入れてキャリアを積んでいくのかと思ってたのに〜!結局、何年働いたんやろ?もしかして数ヶ月?なんの成果も出してないやん。やっぱりもともとファッション業界には興味がなかったんやね…。辞めるのはいいとしても、個人データだらけの携帯を噴水に捨てるなよ!

新聞社に面接に行ったらミランダの推薦で採用されてラッキー。その後に町で偶然ミランダを見かけて手を振ってニッコリ…って、
お礼を言いに行かんかい!

結局、美人だから愛嬌で何とかなりました。という話?恋人とも元サヤに戻る。私にはこっちのほうがよっぽど「小悪魔」に感じたけどなぁ。
報われないけど夢を追って必死に食らいついてるエミリーの方に共感してしまったかも…。
ククレ

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