ぽん

プラダを着た悪魔のぽんのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ようやく見れた、嬉しい。

2006公開ってこともあってか、結構今上映したらやばいんじゃない!?って思う表現とかも多かった。めちゃめちゃルッキズムというか笑
「サイズ6!」って呼ばれたり、「賢い太った子」とかって呼ばれたりするのなんて、パワハラofパワハラじゃん...!みたいな笑笑
でも単なるパワハラ映画みたいなことじゃなくて。わがまま放題で悪魔呼ばわりされているミランダも、双子に対する愛情だったりとか、旦那さんと上手くいかない離婚問題だったりとか、どうやってもついてくるような「女性のキャリア」の問題を描いているような。
「彼女が男性だったら誰もがリスペクトするはずよ」みたいな言葉が劇中にあったけど、確かに彼女の取っている選択肢は男性だったとしたらむしろ賞賛されるんじゃないかっていう。
その生き方が「周りが求めている自分の生き方」って思って強い自分で仕事に生きているミランダと、最終的には自分であることを選んだアンディの生き方だけど、優劣つけれるものではないよな。
「私はどうあるべきか」なのか「私はどうありたいか」の考え方次第というか。
ただ、おしゃれをして身だしなみを整えて、きれいになることってすごく人に自信を持たせるなっていうことの実感と、同じような平凡な服装でも、自分に自信をもったときの佇まいってそれだけで美しいなって思った。
内から輝くっていうのかな、憧れるなぁ、自分もこんな女性になりたい。
ぽん

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