フライ

プラダを着た悪魔のフライのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.4
全体的にスタイリッシュで強い女性を象徴した様な作品だが、女性ならではの弱さや孤独感を克服していく様は観ていて悲しくもありカッコ良かった。
大女優であるメリル・ストリープとアン・ハサウェイの終始緊張感のあるやり取りは最高に楽しめた。そんな中、今ではトップ女優の仲間入りしたエミリー・ブラントの名脇役が最高に光っていた。
仕事を一生懸命取り組む女性は素敵に見えるが、そんな姿を見せてくれるアン・ハサウェイ演じるミランダのひた向きさや恋に苦しむ姿とサクセスストーリーは心に染みるし魅力的だった。更に華やかな衣装やきらびやかな世界とは相反したファッション業界で働く過酷な姿はどんな仕事でも表裏一体である事を教えてくれている様だった。
オシャレなシーンと音楽のバランスが最高であり一体感は素晴らしかった。ラストも余りにも素敵過ぎて心が熱くなるものがあった。
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