ファッション詳しい人って中身が無いと思われがちだし、ファッション〇〇とかよく言われるが、俺は服飾もカルチャーとしてそれだけで立派に成立してると思う。それに命をかける人もいるわけだし。ファッションの立ち位置を見直すきっかけになりそうな映画。
それだけに
アンハサウェイの彼氏が言った「お前はシャツとかベルトとか靴とか、そういうものに必死になって自分を見失ってた」的な台詞が残念に感じた。自分が分からない世界の事をただ否定するのはマジでつまんないと思う。
最終的にアンハサウェイもわりと彼氏に寄り添うようなスタンスで、「服に振り回されて、あの業界で働いたからこそ、本当に大切な事が分かったかも」的な思考になっててそこも残念だった。
個人的には、音楽も服も映画も本も写真も、全部一緒だし、上も下もないと思う。今は、ファッションという言葉自体が=「中身のないこと」の代名詞的になっているのが納得できない。それは、本気で服飾の道に進もうとしている人、服飾の仕事をしている人にめちゃくちゃ失礼だと感じるから。俺は、どれも楽しいし追求しがいのある事柄だと感じる。
逆に言えば、どこどこの業界にいて、知名度があるからカッコいいとか、偉いとか、高尚とか、そんなのはマジでくだらないと思う。
「雇わなかったら大馬鹿ものだ」
ミランダかっこいい
孤独な人だ。