御朱印帳

007/ダイ・アナザー・デイの御朱印帳のレビュー・感想・評価

007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)
3.1
ボンド映画40周年で、20作目の記念ということで諸々豪華な作品

舞台は北朝鮮、香港、イギリス、キューバ、アイスランドなど。
2002年なので香港は中国に返還された後で中国の支配、監視が強まる。
最初のサーフィンの場面はこんな大きな波が北朝鮮にあるかと思ったがやはりロケ地は北朝鮮ではない。また、他の場所もさにあらず、また、ここまで来るとコンピュータグラフィックも精巧にできていて見分けがつかない。

宝石商になりすまして北朝鮮に潜入したボンドだが、その素性がバレてしまう。
そして14ヶ月監禁、拷問を受け、DMZ地帯から人質交換で助けられるが、.....。

カーチェイス、ボートレース、スキーでの滑走も複数回あつたので、今回はサーフィン、氷の上でのカーレース、泥地でのホーバークラフト、氷の宮殿の中でのカーバトル、フェンシング、サーベルでの決闘などこれまでになかつた趣向で盛り沢山。ヘリコプターは実際に爆破したそう。巨大貨物飛行機アントノフも登場する。DNA療法、二重スパイなど見どころは沢山で退屈しない。

記念作品ということで過去のボンド作品がオマージュされているが、一見程度では気が付かない。小道具やボンドカーも炸裂。ボンドカーは透明にもなる。

一度見てから、特別編の解説を見るとまた面白い。
監督も解説の中で言っていたが、ストーリーやリアリティを深掘りしても意味はなく、エンターテイメントととして楽しませてくれる。

でもあのイカルスを使えば巨大な牢獄国家の北朝鮮が世界を支配できる。危ない、危ない。
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