ピアース・ブロスナン主演の「007」シリーズ第20作。
2002年公開。
本作は5代目ジェームズ・ボンドを務めた
ピアース・ブロスナンの最後の任務となった作品。
鑑賞後、どことなく深みに欠けた印象を受けた。
ボンドガールのハル・ベリーはとても魅力的だけど。
冒頭のサーフィンから始まるオープニングは格好良かったのに、
中盤のあからさまなCGを使った
サーフィンシーンに興醒めしてしまった。
チープすぎて台無しに。
北朝鮮から開放された007が香港のホテルで
中国の情報部からハニートラップを仕掛けられるシーンが好き。
もはや香港はイギリスではなく中国のものなんだ。
イギリス映画というよりはアメリカ映画のような映画。
山椒は小粒でもぴりりと辛い。
自分はそんなことを007シリーズの作品に求めていることに気づいた。