人生の無駄遣い

HIDDEN ヒドゥンの人生の無駄遣いのレビュー・感想・評価

HIDDEN ヒドゥン(2010年製作の映画)
2.4
「兄ちゃん、
なんで蛍はすぐに死んでしまうん?」

「それはな節子、、予算がないからや」

「兄ちゃん、なんでそんな映画観るん?」

「それはな節子、クソ映画が好きやねん」


清太はんがクソ映画に金使ったから
家を追い出された説が提唱される中
(提唱者は私です。)

観賞した本作は、
題材こそ素晴らしかったけど
あっさり解決しすぎて余韻もクソもない
微妙な仕上がりの作品でした。

内容は、あらゆる依存症を根治する方法が
ハエの体液を脳に注入することと判明し
一躍有名になった主人公のママ。

しかし、その開発には非人道的な手段が
用いられた疑惑があり、栄光と疑念を
抱えたまま、ママはお亡くなりに。

ママの葬儀の日、手渡されたのは
疑惑の開発研究所の相続書だった。

友人の説得もあり、致し方なく向かうも
そこにはママが行った狂気の実験内容が…


とまあ、そんな感じ。
「え?蛍関係ないって?」

今作品ではハエの体液を注入した人が
体内に新たな生命を宿し、
産み出されたのがヒト型蛍なのです。

(ハエ→人間→蛍)なぜ蛍?

はい、きちんと作中で説明してくれます。

「蛍は日本では“人魂”を意味してる」
ほたるの墓みたいだね。

「そんなこと知ってるなんて日本人かよ」
あ゛ぁん⁉︎

とても安易な理由でした。
そしてなんだか馬鹿にされて腹立ちました


「兄ちゃん、うち面白い映画観たい。」

「ごめんな節子、うちにはクソ映画しかない」
人生の無駄遣い

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