「兄ちゃん、
なんで蛍はすぐに死んでしまうん?」
「それはな節子、、予算がないからや」
「兄ちゃん、なんでそんな映画観るん?」
「それはな節子、クソ映画が好きやねん」
清太はんがクソ映画に金使ったから
家を追い出された説が提唱される中
(提唱者は私です。)
観賞した本作は、
題材こそ素晴らしかったけど
あっさり解決しすぎて余韻もクソもない
微妙な仕上がりの作品でした。
内容は、あらゆる依存症を根治する方法が
ハエの体液を脳に注入することと判明し
一躍有名になった主人公のママ。
しかし、その開発には非人道的な手段が
用いられた疑惑があり、栄光と疑念を
抱えたまま、ママはお亡くなりに。
ママの葬儀の日、手渡されたのは
疑惑の開発研究所の相続書だった。
友人の説得もあり、致し方なく向かうも
そこにはママが行った狂気の実験内容が…
とまあ、そんな感じ。
「え?蛍関係ないって?」
今作品ではハエの体液を注入した人が
体内に新たな生命を宿し、
産み出されたのがヒト型蛍なのです。
(ハエ→人間→蛍)なぜ蛍?
はい、きちんと作中で説明してくれます。
「蛍は日本では“人魂”を意味してる」
ほたるの墓みたいだね。
「そんなこと知ってるなんて日本人かよ」
あ゛ぁん⁉︎
とても安易な理由でした。
そしてなんだか馬鹿にされて腹立ちました
「兄ちゃん、うち面白い映画観たい。」
「ごめんな節子、うちにはクソ映画しかない」