似太郎

旅の重さの似太郎のレビュー・感想・評価

旅の重さ(1972年製作の映画)
3.8
青春の幻影を追い求めて高橋洋子さんが家出し、さまざまな人達と巡り合うロード・ムービーの佳品で70年代臭がプンプンする作。

監督は和製クロード・ルルーシュと言われた斎藤耕一。ほんのり「和」を感じさせる映像美と暗い情念が迸る作風が良い。

藤田敏八と並び70年代を代表するアイドル映画としてとても清涼感のある作りだった。主題歌は吉田拓郎。四国ロケがバッチグーで癖の強いキャラクターが多数出てくる「自分探し映画」の代表格。

また秋吉久美子のデビュー作でもある。
似太郎

似太郎