さかたともひで

カフーを待ちわびてのさかたともひでのネタバレレビュー・内容・結末

カフーを待ちわびて(2009年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

映画としては少し、冗長で日常的な描写が少し多めだった。
最後に主人公とヒロインの人間関係がわかったことで、映画のスタンスがわかった。
近親相姦などを肯定するような結論ではあるが、それが純文学なのかもしれない。
社会的に禁忌を犯しても、田舎でほバレはしない。
そういう自由の地として田舎をのびのびと都会と切り離して描けていて、田舎への愛着と自由に生きていたいという主張が見える。
個人的には近親相姦は良くないことだと思う。たしかに社会的にタブーとしなくてもいいかもしれない。個人の自由としてもいいが、本来種を強めていく点では血は遠くの血を混ぜていくべき。
保守的な姿勢ではあるが、それでも恋愛などの感情を第一に主張するのは純文学のスタンス。