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カフーを待ちわびてのaicokのレビュー・感想・評価

カフーを待ちわびて(2009年製作の映画)
4.0
『嫁にこないか』
絵馬に書いたら嫁がきた。

のどかな沖縄の離島に愛犬カフーと暮らす明青(玉山鉄二)は幼い頃に母に捨てられ、裏に住むおばぁに育てられた。

地元の組合の旅行で訪れた縁結びの神社でふざけた気持ちで『嫁にこないか、幸せにします』と書いた明青。

数日後、明青のもとに、その絵馬を見たという、幸(マイコ)という女性が『お嫁さんにしてください』とやってくる。
そして、そのまま居着いてしまう。

明青と幸とおばぁとカフーの優しい暮らしと、島の抱える問題と対立、明青と幸のやわらかな恋。

カフー=果報

なめらかな起承転結に乗せたリアルなファンタジーとファンタジーなリアル。

沖縄の美しい海と、フクギの木漏れ日、ブーゲンビリアと赤い屋根。

観終わった瞬間、大切なひとに『カフーアラシミソーリー(いいことがありますように)』と願ってしまう。

疲れたときに繰り返し観てしまう。

自分にとっての幸せに気付かされるかもしれません。


原作は人気作家原田マハさん。
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