全国おにぎり協会

ユメ十夜の全国おにぎり協会のネタバレレビュー・内容・結末

ユメ十夜(2007年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

作風が全く異なることはOKなのだけれど、全体としてのテーマや方向性をもう少し具体的に決めた上で各々作ってもらった方が良かったのかなと思った。そして、最後に味を整える人が必要だったと思う。映画として続けてみるには、バラバラすぎて収まりが悪い。演出家的な存在が必要だったのでは…。
せっかく個々では良いなと感じた作品もあったのに、それをさらに見栄えよくする作業がなくて勿体なかった。良い食材だったけれど、調理されていなかった感じ。

個々で考えると、1,3,4,6,9夜は好きだった。

第一夜は光と影の表現が綺麗。
第三夜は怖かった。きちんとホラー。
第四夜も少し違ったホラー。今後もずっと繰り返してそうで怖い。
第六夜は面白い。英語字幕。(第七夜の日本語字幕との繋がりも感じられて良かった。第七夜の日本語字幕見て笑った)面白いけれど意味わからないなと思ったら、意味が分からないのが正解だったみたいで良かった。
第九夜は真面目なテンションの作品。別で作品化してほしかった。好き。

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ああ、でも、「そういう企画」ということで、各々完全に自由に作ってそのまま出すことは正なのかな。演出という加工は一切無しでいこうという感じか…。んー。
作品はそのままに、プロローグとエピローグの女の子を作品間でもう少し何かやらせて繋ぎにすれば良かったのではとも思った。