さ

ユメ十夜のさのレビュー・感想・評価

ユメ十夜(2007年製作の映画)
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こういう不思議な雰囲気の作品が大好きだから、不気味な演出や美術はとにかくどストライクで好み!
でもやっぱり黒澤明の「夢」と比べてしまったりで今ひとつ気持ち的に盛り上がれなかった。

原作は3夜、6夜、8夜が好きだったけど今作では、4夜と10夜が好きだった。が、どれも乱歩原作って言われた方がしっくりくるような雰囲気、、

8夜は原作の面影が一切なくモヤモヤこそしたけれど、1番夢っぽい不条理な感じがしたし、中途半端に原作の筋をなぞるより、再解釈した上での完全オリジナルストーリーの方が逆に良かったのかもと思わされる様な内容。
でもそしたらただの豪華監督の夢を映像化しただけになって「夢十夜」が全く関係なくなるのか。

好き嫌いは別れると思うけど、私は嫌いじゃない。
NHKがたまにやってる星新一短編集やら藤子・F・不二雄短編集が好きな人ならハマると思います。
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