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無法松の一生のTkのネタバレレビュー・内容・結末

無法松の一生(1958年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2021年の200本目作品はこちらをチョイス。昨日に引き続き日本映画を観ようと思い、Netflixで配信されていたので。

三船敏郎、高峰秀子をはじめとする、素晴らしい俳優陣で作られている映画だなぁと思いました。
昨日に引き続き飯田蝶子のおばちゃん役最高です。どっかで観た事あるこの人は有島一郎か!となったり、ちょい役でも印象に残るシーンや俳優たちがたくさんいました。そして、三船敏郎の松五郎が良かったです。喧嘩っ早いけども純粋で子供が好きで、運動会の場面(と言って良いのかわからぬのですが)では、走りなら負けないと出場してみたり、子供のトシオが恥ずかしがっていることに対してちゃんと理解して派手に応援するのやめてあげたりするのが、なんだかとても可愛く見えて。そして、奥さんに似たポスターをもらって部屋に飾って照れながら隠そうとしているところは本当なんとも言えない気持ちになったし、太鼓を叩くところは本当にかっこよくて、花火を見るあの場面は松五郎の涙に切なくなりました。ずっと奥さんへの気持ちを心にしまい込んで、最後は酒に溺れて死んでしまうのが、可哀想すぎて涙が出ました。今の時代あんな人いないであろうと…。

三船敏郎の魅力がわかった気がしました。もっと彼の作品を観ていこうと思うし、高峰秀子ことでこちゃんも本当に素敵でした。これからはもっと、日本の作品も観ていこうと思いました。

No.200
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