ひげしゃちょー

悪の教典のひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
4.4
評判より面白かった。なぜ伊藤英明がこんな役をするのかと思ったけど結果的に伊藤英明で大正解だった。 血はいっぱい出てたけど『殺し屋1』に比べたらだいぶマシ。監督自身も言ってたけどR15+ではこの辺りが限界なのかな。 この作品において子供達がただ殺されるためだけの存在にすぎないのは、蓮見にとってそのぐらいの存在でしかないことを強調している。なんといっても他者への共感能力がないんだから動機なんて都合が悪くなったぐらいしか特にない。蚊を殺すぐらいしか思ってない人間を相手に接戦できるはずもない。だからあえて映画的なストーリーを省いたのは正解だったと思う。 バックで流れるビックバンドにあわせて大量殺戮するシーンはエンターテイメントそのもの。