しゅうへい

悪の教典のしゅうへいのネタバレレビュー・内容・結末

悪の教典(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

数々の問題を抱える高校で教師を務める蓮美聖司。生徒や保護者に好かれる人気者だが、その正体は他者への共感能力を一切持たない、生粋のサイコキラー。自分に疑念を持つ生徒や教師をあらゆる手段で追放、邪魔だと感じた者を秘密裏に殺害。自分の理想郷を築くべく着実に学校全体を支配していく。不穏な空気が漂う中、生徒達による楽しい文化祭準備が始まる。

伊藤英明が演じた役の中でハスミンが一番好き。海猿より経典。映画オリジナルの吹越満演じる陰湿教師ツリーは名脇役。蓮美みたいな相手にはもっとこう上手く立ち回ってほしい。後半の猟銃の頻度がゾンビ映画並。惨殺されるモブ生徒の中に松岡茉優や岸井ゆきの他、今をときめく俳優陣が…。反社会的な部分は共感しようがないが、IQの高さや完璧主義で努力家な一面には憧れる。

今回2度目の鑑賞。公開当時は年齢制限で劇場で観られなかった。イベントで大島優子が「この映画が嫌い」と退場したのが印象的。エンドロールで流れるEXILEがとにかく寒い。活字苦手人間でも原作は楽しめた。今作も邦画特有のイライラはあるけど好きなサイコホラー映画。PTA卒倒!『バトル・ロワイアル』と並ぶ教育上良くない作品。
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