原作が、めちゃめちゃ面白かっただけに色々残念な部分が多かった。
上下巻ある長編小説を2時間にしているから仕方ない部分は多々あるのだけれど。
原作読んでて最初に面白い!と思ったのは、最初は主人公である蓮美の事を、「めちゃくちゃいい先生じゃん!!」って思いながら読んでるのだけれど、途中カラスを殺した辺りから、あれ?こいつ…やべー奴だ!となっていく段階が面白かった。
映画だと最初に蓮美が親を殺すであろうシーンから始まるから、その段々とあれ?となっていく感じが薄れてしまっている気がした。
あと、本を読んでて面白かったのは、蓮美の「動機」であり「心の声」だと思う。
ラストの方で言えば、何故クラス全員を殺さなきゃいけなかったのか?
という部分が映画だと薄れすぎてしまっていて、ただのバイオレンスな映画になってしまっている感じがした。
三池監督だからその辺りはまぁ、納得は出来るけれど。
映画も前編後編に分けたらよかったのに!
と素人は思いました。