爽やかな表情を一切崩さずに、自分のことを信じているピュアな生徒も鼻持ちならないクソ野郎な生徒も平等に殺しまくる伊藤英明が素晴らしい。これを見ちゃったらもう『海猿』とかはまともに見れないなぁ。ちょこちょこ彼の異常性を表すかのようなキモチワルイ幻覚が出てきたりしたけど、その異常性は伊藤英明の演技だけで十分伝わってきたし、ちょっと余計だったか。
残虐描写もそうだけど、生徒と教師のチョメチョメだとか同性同士のあれとか、そういった部分も含めて一般に公開する映画のギリギリを攻めてるなぁって感じで、公開当時観た知り合いが口を揃えて「気持ち悪くなった」と言っていたのも納得。
(2014.68)
