Yui

マイライフ・アズ・ア・ドッグのYuiのネタバレレビュー・内容・結末

1.8

このレビューはネタバレを含みます

仕事や遊び、全てにおいて大人と子供がごちゃ混ぜなのが凄く不思議で、最後まで謎だった。

それと思春期の子供の性への興味は分かるんだけど、大人が子供の前で下ネタを言っている場面が多くて引いた。おじさんはイングマルにおっぱいおっぱいうるさいし、おじいさんは女性の下着雑誌(?)をイングマルに朗読させるし、ヌードモデルの女性は画家と何も無い事の証明にイングマルをその場にいさせるし、仕舞いに「そんなに見たかったの?(裸を)」と子供相手に女っぽく話しかける……めちゃめちゃ気持ち悪い。不快なシーンが多かったし、何の為の描写なのか理解出来なかった。

あと、お兄ちゃんムカつく。笑

父親は海外にいて、母親は結核。おじさんの家に預けられる事になったイングマルが困難な日々の中少しずつ成長していく姿は健気で可愛かった。度々出てくるお母さんとの思い出のシーンは切なかったし、お母さんの病気で辛い気持ちや自分の現状を、世界にはもっと不幸な人がいるから僕はまだましだって言い聞かせるナレーションも切なかった。

イングマルのストーリーは良かったんだけど、それ意外の不快さを上回れず、私は好きじゃなかったな。

昔の作品だから仕方ないのかもしれないけど、思春期で胸が膨らんできた女の子の胸を見せるっていうのも、凄く心配で不安になるし、犬が大事にされてないのもリアルな感じで辛かった。

なんか、観なきゃ良かった。
何が伝えたいのか何が良いのかさっぱり分からず、不快さに集中力を欠かれまくる映画でした。なんでこれがヒットしたんだろう。
Yui

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