バン

追想のバンのレビュー・感想・評価

追想(1956年製作の映画)
3.0
現在ではDNA鑑定で偽物だった事がわかっている人らしいけど、実際の出来事をうまくフィクションを織り交ぜてまとめてる感じ。エンディングを本人達を出さずに皇太后のセリフだけで終わらせるのも上手いと思ったけど、二人がだんだん惹かれていく過程が少し弱かった為か唐突に感じた人もいたみたい。でも洒落た雰囲気がバーグマンに似合っていてよかったと思います。
先日亡くなったエディンバラ公フィリップ殿下がアナスタシアの大甥にあたるそうでヨーロッパの王族はみんな親戚だというのがよくわかりました。

やっぱり王族というか貴種には人々のロマンティシズムを掻き立てる何かがあるのかな、同じように処刑されてもチャウシェスクはこんな映画にはなりそうもないし。
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