戯曲をもとにしたロマンチックコメディ。
アナスタシアの生存説と、実際にいたその名を騙る詐欺師なんかをプロットに取り込んだエンタメ映画で、史実通りかどうかなんて誰も気にしちゃいなかった。
イングリットバーグマンがこれでオスカー取ってるけど、ハリウッドへのカムバック一作目だからかな。ロッセリーニのもとでやってたときの輝きを見てるので、くらべちゃってよくないね。
最後のセリフ「お芝居はもう終わり」が、①本当の愛を見つけた。②詐欺の芝居が終わり。③この映画自体の終わりと、いくつものことにかかっていて、めちゃくちゃ決まっている。