ガブXスカイウォーカー

追想のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

追想(1956年製作の映画)
3.6
《あらすじ》
ロシアの将軍ボーニン(ユル・ブリンナー)は、英国に貯金されているロシア皇帝の財産を“皇女アナスタシア”の替え玉アンナ(イングリッド・バーグマン)を使って横取りしようと企むのだが……。


1シーン、1シーンが長い。ずっと喋っているばかりでテンポは良くない。でもユル・ブリンナー、イングリッド・バーグマン、ヘレン・ヘイズらをはじめとする名優たちの演技力で飽きさせはしない。とくにイングリッド・バーグマンは当時40歳だと言うのに美しすぎる。
また物語も、最初はロシア皇帝の財産を横取りするためだけに協力しあっていたボーニンとアンナがいつしか本気で惹かれ初め、地位や金よりも愛を選ぶハッピーエンドは今の視点で観ると甘過ぎるけど、じつに新鮮だ。たまには古典的名画も悪くないと思わせてくれる良作。