ゆかちん

ホリデイのゆかちんのレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
3.1
ラブアクチュアリーもやけど、この時代の恋愛映画のトーンは、なんか良いですね。
ブームの多様性とかは無視かもやけど、そういうの関係なく暖かくなる感じといいますか。
女性の社会進出が進み、ヒロインヒロインした像から脱して自立してしっかりしつつ、スーパーなんでもできちゃう強い女性でもなく、それぞれ悩みながら、みたいな。
なんというか…ほどよく良い時代だったんだなぁと笑。

そして、ホーム・エクスチェンジ良い!
こういう良い人にあたればめっちゃ良い経験ができそう。お互い信用できないと酷い目に合いそうだけど。
アマンダの家もアイリスの家も魅力的やった。

酷い失恋だったとしても、「もしあの時に失恋していなければ、新しい愛には出逢えなかった」という感じで、前向きになれる作品。
環境を変えることで、新しい一歩が踏み出せるんだなぁとも。
あと、やっぱり休暇って大事やなと笑笑。


ロサンゼルスで映画の予告編制作会社を経営するアマンダ(キャメロン・ディアス)は恋人に浮気され、彼を家から追い出した。
ロンドンの新聞社に勤めるアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、元恋人に婚約発表をされて失意のどん底に。
傷心の2人はインターネットの”ホーム・エクスチェンジ”というサイトで出会い、お互いの家を交換して相手の家具や車を自由に使えるという休暇を過ごすことにしたーーー。



アマンダの恋人も浮気あかんやろボケとは思うけど、多分、アマンダの性格もあってすれ違いとかそういうのもあったんやろな〜てのはあった。
でも、アイリスの元恋人はまじで不誠実やなぁ〜とぷんぷん。こういう人いるけどさ。アイリスの人の良さと彼女の気持ちを利用してるという。悪気はないんかもしれんからまたタチが悪い。まあ、悪い奴というより、シンプルだめクソ野郎というか笑。自分が間に挟まれてるとか言い出すくらいやもんな。

2人とも時を同じくして傷心。
アイリスは自殺まで考えるくらいに。
一方、アマンダも落ち込む。でも、アマンダはいくら悲しくても涙が出ない。この涙が出ないってのが後で効いてくる。

アイリスの家、めっちゃ不便そうやけど、めっちゃ可愛い!
アマンダの家、豪邸でめっちゃ住みやすそう。ハリウッド業界で成功してるの凄いな〜。てか、彼女が関わってた予告編の映画にジェームズ・フランコ笑。

アマンダがイギリスで出会うアイリスの兄グレアム役にジュード・ロウ。
めっちゃかっこいい!!やばい!!
ジュード・ロウ絶頂期??美人すぎ!
しかも、色んな女性がチラつくチャラ男かと思いきや、妻と死別し、編集者の仕事をしながら幼い娘2人の子育てに奔走するシングルファーザーという。
なんなん??めっちゃ素敵やん???
ま〜、割り切ったワンナイトラブはしてたかもやけど。
てか、ケイト・ウィンスレットとジュード・ロウが兄妹て、どんだけ美人家系!w

また、アメリカでアイリスと出逢うマイルズにジャック・ブラック。
ジャック・ブラック、奇天烈な役しか見たことなかったからw、めっちゃ素敵やんってなった笑笑。
気がよくて優しい人。ナイスガイすぎんか?

てか、アイリス、ほんま美人やし、人としても良い人なのに、なんでチヤホヤされないんだ問題w
ケイト・ウィンスレットほんま美人だなぁ。古風といえば古風だけど。時代物が似合いそうというか。
でも、失恋してボロボロ泣いてるところとか、アマンダの家に着いてめっちゃハシャいでるところとか、あんな美人なのに素朴な感じがしてめっちゃ良かった!
あと、ついにジャスパーとの関係にケリをつけたときの解放感のところもめっちゃ可愛かった。ハイタッチしに行きたくなるようなリアクション笑。
マイルズが自分と同じように恋人に二股かけられてショックを受けているのを観て、客観的に自分のことを見つめられたような感じがした。

アイリスがアメリカで出会うアーサー(イーライ・ウォラック)もめっちゃ素敵やった。
彼女におすすめの映画を何本か伝えて。
最後、ジャスパーに区切りをつけられたのも、その映画たちのおかげなのかな。アイリスの傷心を知り、強い女性が出る作品を勧めて、彼女が自信を持てるように。粋やね。

こう考えると、アイリスはこの休暇で随分成長した感じがするね。

アマンダは、キャメロン・ディアスに演じてほしい女性やった笑。
パァって明るいオーラがある。チャーミングで面白い。少し滑稽。で、割と自分中心w
15歳から涙を流さないと決めてから、いくら悲しくなっても泣けなかったアマンダ。
でも、グレアムとの別れに涙を流すというのに、自分の本当の気持ちに気づくという。
駆けつけた家でグレアムが泣いてたのも良かった笑。
てか、この2人、今後どうするのかな。
アマンダは自分のキャリア捨てるのは勿体なすぎやろうし。うまいことイギリスで仕事見つけるのかどうなのか。
まあ、大晦日までのストーリーだけど。
でも、ずっと泣けなかったのが遂に泣けたという、そこまでの想いになれた人に出会えたなら、離しちゃいけないと思うな〜。わからんけど笑。


ロマンチックだし、人との出逢い(恋愛相手だけでなく友情も含め、自分を変えてくれる人に出逢えること)の重要さと暖かさを感じる作品でした!
ゆかちん

ゆかちん