ぼとる

ホリデイのぼとるのレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
4.6
同時期に悲しい失恋をしたアイリスとアマンダ。打ちひしがれていた時、ひょんなメールのやり取りから、2週間だけお互いの家を交換し休暇〈ホリデイ〉を取ることに。ロンドンとロサンゼルス、真逆の土地で彼女たちは新たな出会いをする。

ほっこりして暖かい。
見ていてどことなく安心できる雰囲気が最高です。

彼女たちにとっての大きな苦悩をそこまで重々しく描写せず、ちょっとコミカルに描くけど、ハッピーになれる場面はとことん幸せそうに、楽しそうに描写。
見ていて自分をポジティブ、前向きにしてくれる優しい映画でした。

アイリスとアマンダで、それぞれ恋愛の「系統」が違うのも魅力。未練たらたらの状態で、新しい一歩が踏み出せないアイリスと、前回の失恋から、恋愛観の違いを意識しすぎて考えすぎてしまうアマンダ。
悩みを抱えながら新しい恋に向き合うも問題が発生して…みたいな。それぞれの恋愛が同時並行で進んで、同時に問題が生まれてまたそれを解消していくって流れが良い。
なんか身に覚えがあるような「恋愛あるある」とその悩みに共感性が持てました。

『マイ・インターン』でもそうだったんですけど、ナンシー・マイヤーズ監督のこの優しく抱きしめてくれる優しい雰囲気がかなり好み。
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