YAZ

死の十字路のYAZのレビュー・感想・評価

死の十字路(1956年製作の映画)
3.8
江戸川乱歩の芦川いづみ観る

妻が新興宗教ハマり夫婦関係の体
を成してない社長が妻と別れ部下
の女性と新生活始めようとするが
嫉妬に狂った妻が部下宅に乗り込
み部下を殺害しようとするがの話

一つのアクシデントが別のアクシ
デントを生み泥沼状態から抜けきれず

三国連太郎演じる社長は不運な男。
これを不倫した者にバチが当たったと
言ってしまうのはどうかな?
妻と別れる権利は誰にでも有るし冒頭
見る限りではこの妻なら別れたいと
思うのは当然じゃないですかね

それは置いといて。。。

社長のトラブルともう一つのトラブル
が十字路で出会ってしまいもう一つまで
抱えてしまう社長はやはり不運

いづみ様はもう一つのトラブルに巻き込
まれる画家の妹でベレー帽被り兄の失踪
からの前半は登場するけど後半はほぼ
消えてましたね

画家の兄演じる大坂志郎が二役で。
いづみ様とバッタリ出会い兄と瓜二つの
探偵に兄の捜索依頼するが瓜二つのこの
男の登場が社長にとってはさらなる不運
でろくでもない探偵でした。
やはり不運な社長

そんな不運が重なる男も三国連太郎だと
あまり不運に見えない
もう少し神経質そうだと違った空気に
なったように思いましたが

いづみ様と探偵大坂志郎の出会いは
ラング「飾窓の女」でした
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