片腕マシンボーイ

吶喊(とっかん)の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

吶喊(とっかん)(1975年製作の映画)
2.4
ちんこと聞けば小2男子くらいテンション上がる小2病マシンボーイなのに、本作のちんこネタには微塵も上がらんかったんは……
ちんこに若さや男の象徴として想いを乗せ過ぎていて、単なる物体としてそのビジュアルや存在感に楽しさや可愛さをおぼえるマシンボーイのちんこ感と岡本喜八監督のちんこ感に齟齬が生まれてしまった結果かもしらんなぁ……スンスン

幕末、戊辰戦争の戦禍がどんどん北上してきたぞ!こりぁあ面白くなってきたぜぇ!って話

そうね、喜八監督らしいエネルギッシュな反戦映画ではあるんやが、多様されるちんこネタはじめ、本作は正直面白いとは思えんかったわぁ
うん喜八監督のんは「ジャズ大名」と「近頃なぜかチャールストン」がめちゃんこ好きで、他にも結構好きなん多いし、逆にイマイチやなぁ…なったんは「結婚のすべて」くらいやったからば、今回もまぁ面白く無いわけが無いってばよぉ!って余裕の余貴美子ちゃん状態で観始めたのに、20分くらいであ〜つまらん!失敗したぁ!やっぱり「座頭市と用心棒」にすりゃ良かった〜って地団駄ふみふみ観ていたよね!

なんでこうもハマらんかったか?いえば……まぁ単純にキャラが好かん、が1番の理由思うよ、特にメインのふたりはねぇ……
わぁ〜戦争おもしれぇ!つってキャッキャキャッキャ物見遊山気分ではしゃぎ倒す千太も、敵と味方を行き来するWスパイな万次郎も、全然魅力感じないし、なんならちょいウザいくらいやったもんなぁ!
かといってそれを補って余りあるええじゃないか!ええじゃないか!展開に身震いすることも無く、まぢずっと……あ〜ちんこはそうじゃないんだよなぁ!ちんこはもっと優しく丁寧に腫れ物を扱うようにしてあげて欲しいよなぁ!ってぶつぶつ言いながら観ていたぞぉ

そんなわけで、ATG映画ってことでかなり低予算なんやろが、それを感じさせない喜八監督の演出力と、人望により?集まった豪華なチョイ役陣が最大の見どころかもしらん〜