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バッグにはクリプトナイトのnのレビュー・感想・評価

バッグにはクリプトナイト(2011年製作の映画)
3.0
息子を引っ叩いた母親は反省するが妹を平手打ちした兄は開き直っている、浮気した夫は結局最後まできちんと謝罪しないが浮気した妻は実母に脅される、等々の(無自覚っぽい)男女非対称な描写がどうにも引っかかり、イタリアの女性も大変だな…と思うばかりで終わってしまった。

70年代ファッションが似合いすぎてイタリア人なのにリヴァプール出身みたいに見えてくるリベロ・デ・リエンツォが最大の見どころかもしれない。クリスティアーナ・カポトンディもいつもながら可愛いが、『女性の名前』で彼女をセクハラの告発者という“可愛げのない”役で起用したジョルダーナ監督こそ慧眼であると再確認した。
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