だい

怪談のだいのレビュー・感想・評価

怪談(1965年製作の映画)
2.9
昔話とか説話とか、
あんまりそういうものに接して育たなかったので、

「耳無し芳一」?何かお経を耳に書き忘れてダメだったやつだっけ?でも何でそうなって、そんで結果どうなったん?
「雪女」?雪降らすの?
「黒髪」?「茶碗の中」?聞いたことないなあ…

というレベルで視聴した結果、

なるほどぉぉぉぉ!!!!!

となる新年。
たぶん外国人の反応はこんな感じ。


ただ無駄に尺が長い!
芳一の檀ノ浦とかどう考えても1/3にできる。
あと雪女の最初の遭難シーンもあんなに必要ある?

あと雪女の時の背景の書き割りがあからさますぎてチープに見えるの残念。



初見だけど、
「茶碗の中」は伏線もしっかりしててめっちゃ面白かった。
ぼくの採点的にはあれだけで2点あげてるまである。
考えさせる隙間の多い結末は、
それまでの3篇全てをすら不気味なものに仕立てるから、
あの掌編で終わるように構成したのがこの映画の全てだと思うんですよね。


音はメリハリが利いていて良いのだけども、
ただ台詞までステレオリバーブかかりすぎていて、
少なくともホームシアター程度の広さだと逆に左右に割れすぎで聞きにくいのが残念。

台詞だけセンターに定位したリマスター出してほしいなあ。
だい

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