ヴェルクマイスター・ハーモニーに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 3ページ目

「ヴェルクマイスター・ハーモニー」に投稿された感想・評価

分断と扇動への警句。
ベーラ・タル。
凡そ二年前に鑑賞した作品であるが、自分でも理解が至らぬ想いが有り、今回再見した。
その中で─幾分恣意的な解釈も有ろうが─新たな気付きを得た為レビューを再掲するも…

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驚異的!見入ってしまう。私は履歴書に「サタンタンゴ映画館で見ました」と書ける人種なので、この作品は全く長いと感じなかった。病院襲撃の長回しはほんとに驚異的としか言えない。

主人公の生活(靴屋に下宿…

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"真に純粋な音楽は存在し得ない"

 完全に正確な音階は現実には存在し得ず、絶対に不協和音になる、そのような語りに導かれるように、街を混沌に陥れる謎の男"プリンス"と巨大なクジラがサーカスのテントを…

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摩訶不思議な目の前の認識への好奇心。
未知への意思。真理への意思。
霧に包まれた不透明なこの世界への恐怖心。
未知への恐怖。真理への恐怖。
『怪物と戦う者は、自分もそのために怪物とならないように用心…

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RIO

RIOの感想・評価

4.5

兄弟のような7つの星のごとく
純粋な音階のシグネチュア

タル・ベーラ監督が
恐れる心から生まれる無知を淡々と描きだす

ヴィルクマイスターはオルガニスト
その調律の話をする
エステルの言葉がしっく…

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はぐれ

はぐれの感想・評価

4.4

タル・ベーラの監督第2作。ヴェルクマイスターが発明した音階の調律に異議を唱える老音楽家とその彼を世話する青年の話。

タル・ベーラの作品特有の未来的な異国感、はたまた異星感すら感じてしまう強烈な世界…

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歩く肉

歩く肉の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

お初タル・ベーラ。
ひとつひとつのカットが異様に長いけれど、いざそれぞれがその半分くらいに短縮したら、きっと観る印象がまるで違ったのだろう。ラスト・シークエンスのあの幽玄性と静かな感動に至るまでに必…

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XA12

XA12の感想・評価

4.2
YouTubeにあるぞ

追記
2024年に4Kレストアでイメージフォーラムにて。
大画面、大音量での暴動やヘリコプターの音はまさにパンクな名作だった。
YouTubeの方は消されているみたいだ。
千利休

千利休の感想・評価

4.3

"親切"な「サタンタンゴ」。2時間半が驚くべき速さで過ぎる。タル・ベーラもいわゆる"不条理"の監督であるが、それはミヒャエル・ハネケらのそれとは異なり、さながらフランツ・カフカの世界の映像化のようで…

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再鑑賞。
自身らを惑星に見立てて踊る冒頭からして最高の映画体験を味わえる。
現実と空想の狭間のような世界に、巨大クジラとプリンスが公園に出現。
洗脳されていく村人たち。
集団で病院を襲撃するも全裸じ…

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