和音の音が均一でなくとも、つまり不協和音があつまったとしても、平均的な所をとれば調和した音階を作り出せると…。(ヴェルクマイスター律は噛み砕くと多分そんな意味)
それを自国ハンガリーの歴史の一部に…
鬼才タル・ベーラ監督の傑作。
良くわからんけど面白い映画🐳
陰影を活かしたモノクロの長回しで描く、退廃的な終末のイメージ。最も美しいモノクロ映画のひとつ。
美しい自然の旋律たちを、人工的に括って…
ハンガリーの映画監督タル・ベーラの作品。
ホントは「サタンタンゴ」って7時間越えの映画 見たかったんだけど最初の30分で断念した笑
「サタンタンゴ」って日本版出てないんだよね。ネットにあったんだけ…
去年観た7時間半の大作『サタンタンゴ』でタル・ベーラ監督の映画に魅了されて以来、ずっと観たかった本作。『ヴェルクマイスター・ハーモニー』DVDが買えてやっと観れた。
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クラスナホルカイ・ラース…
「ヴェルクマイスター・ハーモニー」
冒頭、時代背景が皆無なハンガリーの田舎町。不気味な日常、不穏、妙な踊り、街の広場、移動サーカス、クジラ、プリンス。今、住人達の興奮が破壊と暴力へと推し進む、そし…
ピタゴラスの音律からヴェルクマイスターの調律、現代ではバークリーメソッドにより和音は記号化され、ジョージ・ラッセルはそれに抗する宗教的なユートピアを生み出す。こうして創られてきた音楽のほとんどは抑圧…
>>続きを読む秩序が生成して、崩壊して、また生成していきます。その尽きることの無い循環は、ガリガリの全裸老人とかミイラ化したクジラみたいなものに似ています。それは間抜けで、奇怪で、同時にとても神々しい真実です。革…
>>続きを読む【過去鑑賞記録】
〈世界一巨大なクジラがやってくる!〉
〈ゲストスター、プリンス!〉
ハンガリーの田舎町に突如として現れた異物によって秩序が失われていく。バーや街角果てには病院にまで人々が入り乱…
世界が、社会が、歴史が、この145分37カットの中に全て存在する、そんな映画だと思った。
何も疑うことなく至福の和声を幸せに思う時代は過ぎ去り、複雑な音階、変わりゆく調を統制するための平均律が生み…