なんなんだろうこの体験は、タルベーラはいつだって身体の感覚を置き去りにして意識を幽玄なモノトーンへ運んでくれる。究極のミニマリズムで形成される映像の数々は、彼の映画を観なければ出会えなかったようなは…
>>続きを読むこの世の秩序は常に破壊と創造とを行き来し、古きは新しきに塗り替え保たれて行く。諸行無常がこの世の理であれば、未来永劫は宇宙の理であろうか、だがそれもやがては収縮し、破裂し、砕け散って行くだろう。光を…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
夢のよう。世界一大きなクジラ!自然界の脅威
田舎町へ訪れた一頭のクジラの亡骸とサーカス団
神が創造した神秘の生き物
奇怪な生き物を作って面白がっている。
クジラに魅せられる青年と
馴染のない異色の存…
海から引き揚げられ、見世物にされているバカでかい死体。クジラは、ものも言わず虚空を見つめる。
理不尽な神のように振る舞う"プリンス"と、影に先導される群衆。
超越的な存在に魅せられた青年と、調和を否…
[イリミアーシュ視点で語り直す「サタンタンゴ」] 100点(オールタイムベスト)
七時間あった「サタンタンゴ」なる大傑作のエッセンスだけを抽出したら二時間半になって別の映画になった。それが本作品で…
サタンタンゴの映像パワーを更に高めたような神秘的傑作。
冒頭といい見世物の鯨といい病院での破壊行動といい、訳はわからないけどモノクロ長回しの効果もあって一度見たら忘れられない映像ばかりで凄いとしか…