ハンガリーの田舎町に移動サーカスと見せ物の“クジラ”が突然現われたのをきっかけに巻き起こる破壊と暴力を描く。
ハンガリーのとある田舎町。郵便配達夫のヴァルシュカ・ヤーノシュは老音楽家エステルの世…
11.28.2021
10.09.2022
一頭の鯨といわゆる False Prophet 的な人間の存在が、街全体を暴力と混乱の渦に落とし込む。
今の世界とシンクロする部分がかなりあることに今…
タル・ベーラの傑作、ここに在り。
ハンガリーの作家,クラスナホルカイ・ラースローの『抵抗の憂鬱』を映画化した作品。
145分の映画で、僅か37カット。
1カット毎、時間という概念,映画という概念…
「私が砂糖水を準備する場合、何をしようと、私は砂糖が溶けるのを待たなければならない」(『創造的進化』)を地で行ったみたいな映画。ただ歩行しているだけの人物をひたすら眺めることにある奇妙な快楽。2時間…
>>続きを読む田舎の町にサーカス団と「世界一巨大な鯨」がやって来たことにより、徐々に村全体が暴力と不安に蝕まれていくお話
凄すぎる。
タル・ベーラ監督の作品はまだ『ニーチェの馬』しか見たことがないので、あまり監…
市民の暴動を散々長回しで見せた最後に、細くてちっちゃいジジイのミイラで落とすの面白すぎる。VHSの特典映像の劇場予告が「世界一巨大なクジラバッジをプレゼント!」と謳っていて、正直本編よりもそっちの方…
>>続きを読む分断と扇動への警句。
ベーラ・タル。
凡そ二年前に鑑賞した作品であるが、自分でも理解が至らぬ想いが有り、今回再見した。
その中で─幾分恣意的な解釈も有ろうが─新たな気付きを得た為レビューを再掲するも…
映画 ヴェルクマイスター・ハーモニー (2000)
監督 タル・ベーラ
脚本 タル・ベーラ
クラスナホルカイ・ラースロー
主演 ラース・ルドルフ
初タル・ベーラ。眠気に襲われる映画撮るんだな…
ニーチェの馬を観てからの観賞。
前回が死ぬほど退屈でしたので、意を決しての観賞でしたが、とても面白かったです。
ストーリーも分かりやすく、荒唐無稽な世界観も面白い。長回しのスロウテンポからのクライマ…