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千姫と秀頼のアノのレビュー・感想・評価

千姫と秀頼(1962年製作の映画)
4.1
高倉健演ずる浪人とのロマンスになったら最悪だな…と思ったけど、ちゃんと秀頼の遺志を思い出させる要員になってて安心した。

20分くらいしかいない秀頼への愛を軸にした構成が良い。
中村錦之助の切ない演技と彼に対する演出(部屋で閑かに立つ煙!)がむちゃ良いから少ない出番でも印象に残る。
大阪城内で配下の武将に敗北を告げる時の回転もイカす。

しかし美空ひばりにこういう湿っぽい役は無理ある。
脇だと平幹二朗の豪将ぶりが良い。
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