スギノイチ

ユリシーズの瞳のスギノイチのレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
3.0
ハーヴェイ・カイテル目当てで観た。
『ピアノ・レッスン』『スモーク』然り、ハーヴェイ・カイテルはハリウッド(しかもギャング映画御用達)俳優なのに、こういうスノッブな映画に放り込まれても違和感がない。
映像美が楽しめたのは女と汽車に乗り込むシーンまでで後は我慢大会で辛かったのが正直なところだが、サラエボでワルツを踊るシーンは好き。
終盤は無理やり悲劇に仕立て上げられた感もあるが、ハーヴェイ・カイテルは絶望の慟哭が似合うから困る。

後半のブルガリア篇では、『バッド・ルーテナント』『ピアノ・レッスン』に続いて、またもハーヴェイ・カイテルが全裸(無修正)を披露。
心なしか前者2作より体が絞れている気がする。
アンゲロプロスだからって気合を入れたのだろうか。
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