ちーくん

ユリシーズの瞳のちーくんのレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
3.8
テオ・アンゲロプロス作品。時間は約3時間とけっこう長いけどこれまで観た4つ、本作と「シテール島への脱出」、「蜂の旅人」、「こうのとり、たちずさんで」の中だったら一番良かったかな。ストーリーは相変わらずよく分からないけど、映像は間違いなく一番良かった。霧で見えなくなるような淡い風景、海、川、崩壊した街並みの映像などはどれも素晴らしいものだった。皆さん仰られてるけど、レーニン像をクレーンで吊るすシーンや、それを船で運ぶシーンなどはインパクトが強くて印象に残るシーンでしたね。このシーンだけは絶対に忘れないと思う。アンゲロプロス作品は4つ観てきたけど、まだバチっとハマるような作品に出会えてないので残りの作品が楽しみです。
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