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ユリシーズの瞳のぱのレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
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またここで、同じような悲劇が起こる、それをまたここから見ていたということが一点に据えられた眼差しの中で運命として貫かれている。セリフと出入りする人間の移り変わりで時間と記憶が圧縮していて面白い。

あとどうしても引っかかるのは、以前観たアンゲロプロスの作品もそうだったが、旅先でおっさんと一回り以上離れた若い女性が出会って割と直ぐに寝る展開なんなんだろう。神話ベースとは言え唐突だし高尚でナルシスティックな匂いのする作風だけに尚更。
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