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ユリシーズの瞳のmotchaのレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
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「アレクサンダー大王」には主人公が存在せず、「狩人」には複数の主人公がいたけれど、今回のアンゲロプロスには珍しく主人公というのが一人、存在する。

35年ぶりにギリシャに帰ってきた映画監督。
彼は幻の映画を求めてバルカン半島を北上する。
ギリシャ、アルバニア、マケドニア、ブルガリア、ルーマニア、セルビア、ボスニアヘルツェゴビナ。
行く先々で目の当たりにするずたずたにされた国土と民衆。
サラエボで彼はようやく目当ての映画にたどり着く、しかしそれはハッピーエンドではなかった……。

例によって長い。
けど、手元に置いておいて環境ビデオ風に繰り返し見ているとちょっとずつ面白くなってくる。
多分気のせいだろうけれど。

それはそれとして、手元に置いておくには画質が今イチなんだよなあ。
(150215レンタルDVD)
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