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ユリシーズの瞳のudon09のレビュー・感想・評価

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)
3.0
体感的にも、実際の時間も長い映画
評価としては一言では言い表せないくらい複雑。
幻のフィルム探しと主人公の内面の問題、その冒険というのが大まかな流れ。
長回し、引きカット、ドキュメント手法がこの映画のおもな技法でとにかく飽きる人には飽きるといった印象 笑。
おそらくこの技法はアンゲロプロスそもそもの映画の撮り方なのかもしれない。
アンダーグラウンドという同時期に放映されてたユーゴでの戦争映画と比較すると暗く、見辛い。
面白い、面白くないと判断するものでもないが戦争とこの作品のテーマ、レビューを見るだけで難解だと感じる。
ぱっと見、ロードムービーでフィルム探す話でとっつきやすいものと錯覚してしまうのでこれから見る方はそれなりの覚悟が必要と思われる。
とにかく重い映画だった。
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