あしからず

宇宙飛行のあしからずのレビュー・感想・評価

宇宙飛行(1935年製作の映画)
3.5
なぜこれがdTVにしかも「宇宙旅行」のタイトルであるのか謎ですが、DVDも高価で手が出せないのでこれ幸い。

ソ連のサイレントSFで構成は基本的にラングの「月世界の女」の焼き直し感。だがロケット発射場のミニチュア模型の精巧さや無重力の表現、回転するカメラも素晴らしい。月面での人形を使用したストップモーションも拙いながら良い。
月面未到達時代の作品ながら「月世界〜」と同じく現代と大きな違和は感じない。だがやはり想像力とロマンにあふれたアナログ感がたまらん。
あしからず

あしからず