まるのすけ

男はつらいよ 寅次郎純情詩集のまるのすけのレビュー・感想・評価

4.0
シリーズ18作目。

旅先から帰ってきた寅さんは、満男の担任で家庭訪問に来た若い雅子に一目惚れ。雅子に夢中で家庭訪問を台無しにする。
その後ひと悶着あった末、さくらに「雅子とは年が離れすぎている、雅子の母であれば誰も文句は言わない」とたしなめられているとそこに雅子の美しい母・綾(京マチ子)が現れる。寅さんは綾に惚れてしまう。

綾は柴又のお嬢様で、幼少期の寅さんやさくらのことも知っており再会を喜ぶ。のぼせ上がった寅さんは、長い入院生活を終えたばかりの綾の屋敷に通いつめる。病弱で不幸な人生を送ってきた綾は、寅さんと関わりにより寂しさを紛らわしていく。
ところが、ある日さくらは雅子から綾は余命僅かであると知らされてしまう。

博が寅さんに感情をぶつける回。
満男の家庭訪問で雅子の前で良いところを見せようと寅さんが出しゃばった結果、博が激怒。
いつもは冷静さを保っている博の珍しい姿が印象的だった。