男飯

男はつらいよ 寅次郎純情詩集の男飯のレビュー・感想・評価

3.4
長野県上田市の別所で旅をしていた寅さん。別所温泉の旅館で無銭飲食して別所警察にお世話に。さくらが遥々迎えに行くと警察署でも人気者に。

柴又に戻った寅さん。たまたま家庭訪問で家に来た甥の小学校の美人の先生に惚れて、良い顔したくてでしゃばってしまう。要するに最初はただのお調子者で厭らしいおっさん。それが原因で家族と喧嘩もする。なのに人柄がきっかけでその先生の病気の母親(30年以上会っていなかった顔見知り)と親しくなって、楽しい時間を作って最期のときまで寄り添うことに。

今作でも寅さんのいじられ方が凄く面白い。


この「男はつらいよ」シリーズは個人的にはアニメを観てるときと同じ気持ちになる。考えるのではなく雰囲気に浸る映画。一々考えながら観るのではなくて、まるで映画の中に自分がいる様に雰囲気に浸りながら観てるとその中に自然と人間ドラマが現れる。

ある意味かなり渋い映画なのに
24歳の自分が何気なく観ても凄く面白くて、映画の雰囲気に浸りながら楽しめたことに驚かされた。
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