じょり

太陽のじょりのレビュー・感想・評価

太陽(2005年製作の映画)
3.5
①イッセー尾形の人物再現度 73%
②どこまでリアルか気になる度 73%
③ラスト桃井かおりのメヂカラ度 100%

ヘビーでアンタッチャブルな対象をソフトなコメディでアレンジしたことで、クスッとしたユーモアの裏側にある緊迫感がより効果的に伝わってきてました。ともかく日本人には撮れない。
侍従のハゲ頭の冷や汗やハーシーズネタ等は完全にウケ狙いですが、一方で学者の極光否定シーンは表面上の意味以上の心理状態を意味していたのではないかと。終始穏やかな進行のなか、巧みな緊張と緩和が効いているためそれほど退屈しませんでした。
録音技師についてのショックなニュースに続く玉音放送ミックスのエンドロールBGMは何とも言えない気持ちにならざるを得ません。
じょり

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