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サラマンダーのmatchypotterのレビュー・感想・評価

サラマンダー(2002年製作の映画)
3.4
前からいつか観てやろうと楽しみにしてた映画。
この評点低過ぎるけど、ある意味それがハードルを下げてくれたからか色んな点で楽しめた。

基本的に荒廃した世界で殺伐とした殺風景な風景が多い中でもインパクトがちゃんとあった。

現代でドラゴンが地底で目覚め、再び地上の覇権を握った世界。
人類はドラゴンと戦うも、ドラゴンの圧倒的な炎の前に為す術なく、核を使うも事態は好転するばかりか、地球は荒廃の一途を辿り、人類の存亡の危機を迎える。

という、SFモンスターアクションの王道中の王道の話。独自の世界ではなく、現代の地球がそんなこんなで後退し、荒廃している設定。

最初と最後が“ロンドン”という設定だけど、後半はもはや見る影もない無残な地上。

なぜ、目覚めたドラゴンは一気に数を増やしたのか、どうすれば倒せるのか、自分達以外に生き延びている人類はいるのか。

食糧も尽き始め、ドラゴンも飢え始め、両者進退極まった極限状態の中で、地上の覇権争いの均衡がまた再び崩れ始める。

と、話だけでお腹いっぱいになりそうな壮大なSFアクションだが、なんなんだ、このメンツ。

クリスチャンベイル、マシューマコノヒー、ジェラルドバトラー。タフなアクションの申し子みたいな御三家が集ってる。

なんと見応えがある顔ぶれか。
王道のドラゴン映画の中に、ドラゴンに負けないキャスト。

こいつらなら何とかなるでしょ、としか思えない顔ぶれだが、そうは問屋が卸さない。
ドラゴンの圧倒的な強さときたら。そして、いざ目の前にした時の絶望感ときたら。

最強に最凶なドラゴンと、先細りながらも諦めの悪いタフな人間達の共存はできない果てなき戦いの頂上決戦。

ドラゴンもキャストも話も見応えは十分。


F:1760
M:2281
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