TAK44マグナム

サラマンダーのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

サラマンダー(2002年製作の映画)
3.2
現代に蘇ったサラマンダー(火を吐くドラゴン)が世界を滅ぼし、その後の生き残った人類とサラマンダーとの死闘を描く怪獣SF映画。

ファンタジーの世界の住人であるドラゴンが現実の世界へ現れたらどうなるのか?
非常にそそられる題材ですね。
映画雑誌で速報を読んでから、公開を心待ちにしていたんですが、実際に観てみると期待したものとは少し違った内容で残念でした。

予算の関係もあって、サラマンダーが世界を滅ぼす過程は描かれずじまいで、やはり近代兵器で武装した軍隊との大バトルや世界で起こるパニック描写を観たかったというのが正直なところ。まあ、それ何ていうゴジラ?って感じですが・・・

近代兵器とサラマンダーの戦いは見られることは見られるのですが、いかんせんサラマンダーが強すぎるのと、軍隊とは言っても少数なので、こちらの期待値を遥かに下回った描写しか出てきませんでした。
サラマンダーの圧倒的な凄さは充分伝わるのですが、その割にクライマックスでは、たった3人にボスサラマンダーが遅れをとるっていうのは出来すぎです。

サラマンダーのVFXは今みても遜色ないレベルで良く出来ています。憎たらしさも全開ですね。

劇中登場するスターウォーズの劇が面白かったかな。文明の残り香がスターウォーズって言うのが洒落ています。

キャスト陣が、クリスチャン・ベイル、ジェラルド・バトラー、マシュー・マコノヒーと、今思うと意外と豪華でしたね。マシュー・マコノヒーは、ものすごいイメチェン具合で、一瞬誰だかわかりませんでしたよ。