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警視庁物語 ウラ付け捜査のktyのレビュー・感想・評価

警視庁物語 ウラ付け捜査(1963年製作の映画)
4.0
佐藤肇監督1963年58分

留置場で夜うなされる男が、殺した女の幽霊の夢を見て殺人の自供をした。その裏付け捜査をめぐるミステリー。

小説を読んでるような言葉のニュアンス。
モノクロで惚れ惚れする構図の連続、
端役の人にも細かい演技指導と、本筋よりディテールに唸らされる。

昭和38年の貴重な街並み、黒電話が味わい深い。

黒沢清監督の『叫』に影響を与えたのではと思わせる憎い演出。

劇伴は極力抑えていて、後に『ドラえもん』『仮面ライダー』を手掛ける菊池俊輔。
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