デルフィーヌの自分の心のおさまる場所がない落ち着かない感じに共感した。それを自分で認める部分もあるが、どうやって解消したらいいのかもわからないところとか。ざらっとした映像がドキュメントっぽく、妙なリ…
>>続きを読む観たら観た分だけ、カフェで飲む飲み物のように、その分だけ面白いのがエリック・ロメールの面白さであり、巧まないお洒落さでもあるように思う。その美味しさや面白さを、どのように記述してみたところで、記述は…
>>続きを読むエリック・ロメールがラジオインタビューで本作について語った事には:
「赤が目立ちますが当時の流行でした。だからこの映画には鮮烈な色同士の対照が見られます。草木の緑と海の青と人々の着ている服の赤の対照…
ネガティヴな持論ばっかり饒舌になるの、すごくわかる……。
ぼくは色弱なので、緑の光線もいつもの夕陽と変わらなく見えます。本当に悲しい。でも映画って、知覚に頼らなくてもその感動を追体験できるものだと…
自己満足点 71点
(短文感想)
エリック・ロメール作品もう一つ鑑賞しました。
情緒不安定でどこか孤独を抱えてる女性が、色々な人と関わったり様々な場所に行く話ですが、"緑の光線"の下りは凄く詩的で…
愚かにもロメールの平面的な画面はともすると彼の欠点なのでは、と疑っていたが、確信を持って間違いであったと断言しよう。
それは彼の画面に独特の軽さとおかしみをもたらす必要不可欠な構図であったのだ。
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『喜劇と格言』シリーズ第5弾はいままでの作品群とはちょっと異なる趣向が特徴だ。パリで秘書として働くデルフィーヌが、一人ぼっちに耐え切れずバカンスで訪れた避暑地を転々とするというお話。『飛行士の妻』で…
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