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緑の光線のmaのレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
5.0
エリックロメール作品
喜劇と格言シリーズ 5作目



どうでも良いけどフランス人ってこんなに長い期間バカンスしているの?大学生の夏休みくらい長くない? あとヌーディストビーチじゃなくてもビキニの上を着ないのって普通なの?マジでどうでもいい前置きはさておきこの映画は素晴らしいですよ。大傑作。主人公のデルフィーヌは高校生女子かというくらい情緒が不安定で、何処へ旅行へ行っても結局孤独に苛まれて楽しむことができない。自分には何もないと言って泣くデルフィーヌに私はもう共感限界突破で死にそうになった。エリックロメールって本当に男の人なの…?どうしてこの面倒臭さがわかるのだろう。
男性諸氏を巻き込んでおいて大変申し訳ないのですが、涙を拭いて生きていく為にはほんの少しの奇跡があれば十分なのである。そこに神様の励ましを見出すのか、運命を感じるのか、それは人それぞれだろうけども、自信をなくして自分のことを信じられなくなってしまった時にはほんのちょっとの奇跡が勇気をくれることがある。雑誌の占い程度のものに救われて、でも結局そんなものなのよね。
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